挿し芽後、有孔ビニールフィルムでマルチング(べたがけ)して発根を促します。
挿し芽作業が終わったら、たっぷりと潅水します。今回は4時間20分潅水しました。
しおれて、ぐったりしていた芽は、一晩明けた翌朝には茎が立ち上がってきてます。


日曜日の激しい雨で温室内に雨漏りが発生し、流れ込んだ雨水で挿し芽苗を植付けた畝が一部欠壊してしまいました。

土を盛り直して、挿し芽し修復しました。水田のように土が沼のような状態になってしまい、田植えをするかのようにスプレーマムの挿し穂を挿し直しました。
挿し直しも済みましたので、全体に細かく穴があいているビニールフィルムで畝まるごと覆いかぶせます。挿し芽された空間が湿度100パーセントの状態で保たれるようにして、発根を促します。10日程度ビニールフィルムを掛けっぱなしにしておきます。土壌はたっぷり水を含んでいるので、追加で潅水する必要はありません。


高湿度の状態を維持し、挿し芽がしおれないようにして、発根させます。
結露して水滴が全体的に広がっている状態であれば、水蒸気が飽和状態になっており湿度が充分です。
日光が当たることでビニールフィルムで覆った空間が高温になってしまいますが、ビニールフィルム全面に小さい穴が開いているので、気化熱でいくらか温度が下がると思われます。あまりに高温になってしまうと、苗が腐ってしまうこともあります。無事、生き残って発根してくれることを祈りましょう。
このように、キクの未発根挿し穂苗を直接圃場に挿して、ビニールフィルムで覆って発根させる栽培方法を「直挿しべたがけ栽培」と呼んでいます。従来は、苗床で挿し芽し発根させた苗を持ってきて、圃場に定植する栽培方法が主流でしたが、直挿し栽培では、挿し芽=定植ですので、挿し芽して発根させた苗を圃場に定植する作業を省けるメリットがあります。
生産コストを抑えるべく、「未発根挿し穂の直挿しべたがけ栽培」を採用しています。


